もくわく産地だより:岐阜 / 使い方事例

シンプルだからこそ構築できるオープンで自由な空間~自社オフィスをもくわくでつくってみました~

2022.05.19(Thu)

こんにちは。岐阜 長良杉のもくわく製造を担当していますツバキラボです。

もくわくが世にリリースされて早くも1年が経ちました。この1年の間、多くの方にもくわくをお届けしてきました。購入いただいた方からレポートが届くととてもうれしく思います。
いまでは、もくわくの産地が増え、岐阜以外にも奈良、兵庫、福岡の木材で作られるもくわくを購入することができるようになりました。同じ杉でも各産地でこんなに趣が違うなんて、木工をやっている者からしても新鮮です。

さて、今回は自社オフィスをもくわくでつくってみた、というお話です。
これまで、自宅で収納棚にして使ったり、ツバキラボが運営するレンタルスペース「millet6」(ミレットシックス)にてイスとして使ったり、ところどころもくわくを活用してきました。

もくわく リビング 椅子 シェアオフィス レンタルスペース
(↑レンタルスペース millet6)

もくわくプロジェクトリーダーのsumao 浜谷さんのこだわりの機能や寸法は、ユーザーという立場でも「考えられているなぁ」と毎回感心するばかりです。millet6では、もくわくを収納だけではなく、イスとしても活用しています。長良杉でつくるもくわくはイスとしての耐荷重試験もクリアしているんです。お客様のお荷物をもくわくの内側に置いて座れるんですね。

ツバキラボのオフィス構築プロジェクト

話がそれましたが、この春、弊社(ツバキラボ)のオフィスを新規で作るプロジェクトがありました。
物置として使っていた工房2回のスペースをリフォームしてつくった部屋に、せっかくなのでもくわくでオフィス空間を作ろうということになり、今回デスクと収納をもくわくと板で構成してみました。

もくわく オフィス 簡易家具 書庫

まだまだ発展途上のオフィス空間ではありますが、中央にもくわくとてんばんで構成した広いデスクを配置してみました。

もくわく オフィス 簡易家具 書庫

デスクは2列向かい合う形になっています。
もくわくともくわくSlimを並べると381mm+254mmで、635mmになり、デスクの奥行としては使い勝手の良い寸法となります。
天板の両端に、もくわく大ともくわくSlim大を並べ、その上にもくわく小ともくわくSlim小を置きます。さらにその上に30mmの天板を置いて、高さは665mm。机の高さとしては低い部類に入りますが、使いかっては良いです。

このSlimシリーズ。奥行きが254mmということで、本や書類などにはちょうどよい寸法なんですね。そしてノーマルのもくわくは物の整理にちょうど良いので、なかなか収納力もあって使えます。

もくわく オフィス 簡易家具 書庫

ちなみに、今回の天板は、12種類の樹種をモザイク状に組み合わせたものを自社で作ってみました。単一の樹種で同じ色で統一された板もいいですが、このように樹種の色の違いを楽しめる個性のある板も味があっていいですね。
そして、天板の長さは3mありますが、厚み30mmですとこの3mのスパンでも上に乗ったり、ぐっと大きな力をかけない限り、デスクとしては何ら問題なく使えます。

もくわく オフィス 簡易家具 書庫

また、棚も、板をもくわくと同じ381mmでつくり、もくわくに橋渡しして板を置くことで立派な棚になります。

まだまだまともにオフィスとして稼働していない段階ではありますが、このもくわくを使うことにより、自由の利くオープンな空間ができます。

今は自宅でリモートでのお仕事も増えていると思います。自宅のプチオフィス化や事務所の木質化としてもくわくはとてもいいアイテムだと思ってます。

ツバキラボ 和田