杉は、なんといっても日本で一番生産(植林)されている木材。
真っ直ぐに成長するので、材として使いやすく、古くから建築・家具・船舶材として、また、日本人の生活・文化に欠かせない醤油やお酒の樽としても重宝されてきました。
空気を多く含み柔らかいのキズや凹みが付きやすいですが、足に優しく、温かいからと、現代はフローリング材としても人気です。
材の断面は、中心部が赤(黒)っぽく「赤身」と呼ばれ、周辺部は白くて「白太」と呼ばれています。
杉材のもくわくは、赤っぽいところや黒っぽいところ、白いところ色々な木目を楽しめ、軽いのが特徴になります。
杉のてんばんは、手を置いても暖かみを感じられて、優しい心地。
てんばんの上で何か書くときは、下敷きがあった方がいいかと思います。
キズや凹みは、その部分に水分を含ませておけば(可能なら上から軽くアイロンをかける)、大体元に戻りますよ!
ひのき(桧・檜)の材は、薄い黄色からピンク色の木目が美しく、
耐久性・耐水性に優れていて、伊勢神宮や法隆寺にも使われています。
殺菌効果もあると言われ、その香りも人気です。
ひのき材のもくわくは、杉より重く、硬い表面です。
京都ひのきは、節があまり無い部分を使っており、淡いピンク色。
六甲ひのきは、黄色っぽい色で、可愛らしい節がポイントです。
栗材は、杉・ひのきの中では、一番硬くて重い材です。
水や湿気にも強いことから、建築の基礎部分などにも使われます。