もくわく産地だより:神奈川 / もくわく開発ストーリー
「もくわく」オプション開発の内側 〜津久井の森より〜
2025.06.25(Wed)
こんにちは。森侖舎の渡邉です。

今回は、もくわくのオプション開発の内側をご紹介します!
そして、最後に現在進行中の開発アイテムもチラっとお見せします。
もくわくには、本体以外に てんばん・だいしゃ・おざぶ・ゴムあし・だいわ と、もくわくの使い道を広げたり、使い勝手をカスタマイズできる、オプションがあり、森侖舎はそのうちの、だいわ・おざぶ を開発しました。
森侖舎がオプション開発をするのは、何より自分でつかっている中で、欲しい!と思うからです。写真は森侖舎の事務所。
もうちょっと綺麗に片付けた時の写真にすればよかった(汗

日頃、収納として、机として、椅子として使っているなかで感じる「こうだったらいいな」を形にしています。
一方でオプショナルアイテムを企画・開発する際の もくわく仲間 での決め事があります。
1.もくわく本体と重ねて使う場合は、ジョイントパーツを使うこと。
2.なまえは ひらがな・カタカナ にすること (笑)
そして、もくわく そのもののコンセプトとして大切にしている次のポイントもあります。
1.軽いこと
2.シンプルで取り扱いが簡単なこと
こんな約束事のなかで、開発した2アイテムの開発の経緯などをご紹介します。
【だいわ】
だいわは、漢字では「台輪」と書いて、家具の足元の土台の部分を指します。

床面から家具本体を離すことで、床からの汚れや湿気から本体を守り、また掃除機による衝撃などが本体に加わるのを防ぐ役目を持ちます。
また家具本体ではやりにくい全体の高さ調整を、台輪の高さで行う役目もあります。
そして台輪と家具とは接着ではなくビス等で取り付けをすることで、傷がついた場合などに交換できるようにしているのが一般的です。

だいわを開発した狙いも、まさに台輪の役割と同じです。事務所の床に掃除機をかけていると、つい“ガツん”とやってしまうことがあります。
一方、テーブルは“だいわ”をつかって3cmほど高くしています。
テーブルの高さは使い方(食事、作業、ノートパソコン操作)によって数cm調整するだけで使いやすくなるんです。
開発にあたっては、縦方向の強度はもちろん横方向からの衝撃に耐えられるかを確認し、もくわく本体と同様に雇実(やといざね)を用いた作り方をしています。
もちろん、ジョイントパーツで もくわく本体 とピッタリ重なります。
高さは3cm,4cm,5cmの3種類を選んでいただけますのでお使いの状況に合わせて選んでいただけます。
■津久井杉 だいわ のオンライショップはこちら
【おざぶ】
このネーミングを思いついた時は、キターーーーーーって思いました。(古いですね)


もくわく は椅子として使うことができる強度試験をクリアーしています。(もくわくslim大を除く)
森侖舎の事務所でも椅子として使っているのですが、以前は もくわく にクッションを置いていました。
ところが立ち上がるたびにクッションが落ちるんです。
ちょっと嫌だな〜と思っていたので、もくわくにぴったりのクッションを作ろう、と思い至りました。
津久井エリアで椅子の張替をやっていて、以前からお仕事をともにするmossrockの石毛さんにちょっと相談、「できるね〜」ということになりました。
“おざぶ“はクッション部分をmossrockが製作し、森侖舎が もくわく と接続できるように製作します。
そして、おざぶ は もくわく の381mmの高さの上に乗せると430mm程度と、椅子としてもちょうど良い高さになるのです。
さらに おざぶ でちょっとこだわったのは、床に直接置いて座布団として使えること。
板の間でも畳でも使って違和感のない作りとしました。
なので普段は座布団として使い、お客様が来て椅子が足りなくなったら、もくわく に載せて椅子に変身、ということもできます。

そして、おざぶ クッションの布を張替ができるように作っているので、長〜く使っていただけます。
■津久井杉 おざぶ のオンライショップはこちら
【現在進行中】
最後に現在進行形の開発アイテムをチラッと。
開発は形が決まった後もモックアップを実際の生活環境で使用して、木の伸縮などによる不具合が発生しないかなど、時間をかけて確認をしていきます。
ですので、このアイテムをお披露目できるのはもう少し時間がかかりそうですが、お楽しみに!

