お知らせ

\2025 もくわくライフスタイル展/ …の裏側

2025.05.30(Fri)

岐阜の長良杉、岐阜栗のもくわくを製作しています、ツバキラボです。
今日は、去るゴールデンウィーク、イーアス春日井の無印良品にて開催した「もくわくライフスタイル展」の裏側を紹介したいと思います。

開催当日のレポートは、もくわく仲間の一人である白鳥林工協業組合さんがこちらのブログに書いて下さっていますので、ぜひこちらをご覧下さい。

白鳥林工協業組合>スタッフブログ>もくわくライフスタイル展が始まりました!(2025年4月29日記) ↓画像からリンクに飛べます

今回の「もくわくライフスタイル展」を開催するにあたって、色々な「難」がありました。
挙げだしたらキリがないのですが、何はさておき一番は、

 

「みんなでひとつのものを作り上げるのに、直接会うのは本番当日!」というところでしょうか。

ご存じの通り、もくわくは日本全国に産地があります。

ですので、普段、お互い気軽に会えるような距離にはおりません。

 

ほとんどのメンバーが直接会うのは初めてで、しかもそのメンバーでイベントをする、というなかなかハードルの高い企画でした。

そんなわけで、事前準備も各々の拠点で行う必要があったため、担当する企画を振り分けました。

・マルシェやイベント出展よくされているから…⇒展示班
・関西方面メンバーはやっぱりこれでしょ⇒トークイベント班
・マメにフットワーク軽く動いて下さるから…⇒ゲーム班

といったような、半ば強引な分け方です。

ツバキラボは「ミニもくわくづくり」ワークショップの準備を担当。
当日のワークショップでは組み立てを体験してもらうので、組立前までの板加工を行いました。

10産地、12種類ある木材がバラバラにならないよう慎重に作業…

クリやサクラ、ナラといった広葉樹なら見分けがつきますが、産地だけが違うスギ、ヒノキが何種類も、、となると、
入れ替わりがおきないように気を付けなければなりません。

それでもずらりと並べると、木肌、木色、木目、年輪の詰まり方、似通っているようでやはり異なることに気が付きます。

板加工が終われば、これをいかにワークショップ形式にするかを考える必要があります

普段は職人がクランプを使ってサクサクっと組み立てるところも、お子さんや一般の方が組み立てるとなると工夫が必要になります。

その秘密がこちら、赤色のクランプともくわくの間にある「当て木」です。

実はこの当て木、もくわくに接しているとのころの中央部に少し空きがあります。

空きのある中央部をクランプで締め付けることにより、両端ももれなくしまっていく、という仕組みです。

限られた時間、限られたツールで、いかに難しすぎず、学びもありつつ、達成感のある体験をしてもらうか…

ワークショップは奥が深いです。

話は逸れましたが、今回のもくわくライフスタイル展、山あり谷あり、裏側はまだまだあります。

ですが一方で、裏目的であるこれまでずっとできなかった「全産地のメンバーに会うこと」が達成した記念すべきイベントになりました。