福岡県 八女杉

≪八女流≫

八女杉 産地の特徴

八女は福岡県南部に位置する県内最大の森林を持つまちです。お茶をはじめとした農業、いくつもの伝統産業の残る手工業と並び、江戸時代から続く林業が盛んで春〜夏にかけて茶業、秋〜冬にかけて林業の伐採搬出、さらに稲・麦・椎茸・筍・櫨(ハゼ)などの農産物、果物などの収穫というように、1年を通して季節に合わせた仕事がバランスよく行われてきました。

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八女杉の特徴

八女で出荷される丸太の約9割が杉(八女杉)です。肥沃な土地と豊富な降雨量に恵まれて育つ八女杉は、年輪が詰まった上に赤みや艶が多いことから木目が美しい「美林の八女杉」と呼ばれてきました。また、「適地適木」の考え方から気象条件や森の条件、利用目的などを考え、多くの品種を改良してきたことから「品種の八女杉」とも呼ばれています。

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株式会社八女流

八女流は、株式会社カヤック・株式会社トビムシ・福岡県八女森林組合の出資により設立された会社です。八女流域で育まれた豊かな「流域資本」をベースに地域と自然と社会、森とまち、作り手と消費者をつなぐ循環型林業モデルを目指して、木材製材・加工(建築内装材向け)事業を中心に行っています。

https://yameryu.jp/

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木工: 関内家具工房

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関内潔さんは関東生まれで関東育ち。2004年八女に工房を開き、惚れ惚れするくらいに丁寧で繊細な仕事をされてきました。森で長い間かけて育った木を敬い、使う人の立場を考えながら、その間に立って、自然な形で森とつないでいくことを実感できることが仕事の醍醐味だと考えられてます。