木や森のこと / もくわく産地だより:奈良

吉野の木をまるっと体験「2025吉野ウッドフェス」楽しかったよ!

2025.10.15(Wed)

2025年の吉野ウッドフェスは、10月11日、12日に開催されました。
中央広場の楽しい様子と吉野中央木材さんでの「もくわく」展示、工場見学について記録します。

芝生に並ぶwood!美味しい・楽しい出店

開会式で、雨がざーーっと降ったのですが、その後は大丈夫。最後には青空も見えたお天気でした。
広い芝生の広場には、さまざまな木が置いてあり、子どもが乗って遊んだり、大人が座って休憩したり・・・
木っていいなぁと思いました。
このめっちゃ大きな切り株もすごい!!
周りにはいろんな木に関するWSができる出店や、美味しいものを販売しているテント。

もくわく展示の様子

吉野中央木材さんの工場入り口に展示してある「もくわく」
奥の工場がまたカッコいいですね!

吉野中央木材 工場見学

吉野中央木材見学の様子

いろんな世代の人が楽しんだ工場見学。
吉野の300年という歴史ある林業の話を聴くことができました。
桶としてとても重宝されてきた時代、建材としてブランドがあった時代、そして「木」そのものが生活から少なくなった現代。
それでも、このイベントで、みんな「木」が大好きなんだなぁと思いました。

林業ってすごい! 木って面白い!

おじいちゃんの代に植えられた樹を孫が木材にする。
林業は、そんな長ーいサイクルのお仕事です。

そして、木は自然のもの。
一つとして同じ表情のものはない。
伐られてからも、どう製材するか、どの部分を何に使うかに、人の知恵が活かされる。
端の部分は箸に、樹皮も、鉋屑も活かして、捨てる部分はない!

自然のものだからこそ、伐られてからもどんどん変化していく。

雨ざらしで灰色になった木材を見て、「こんなの使えるんですか?」とよく訊かれるんですよ・・・
という話から、実際にそんな材を削ってくれた写真がこれ。

削ったところからツヤツヤな黄金色が現れ、桧のいい香りがして、参加者一同びっくりしました。
こうして、年月を経た木材の方が、強度が強くなっているとのことで、更に驚き!

日本の山の木を使うことは、私たち人間自身が、自然を活かし、自然を循環させていく行為
なのだと思います。

吉野の林業の密植のことなどは、「もくわく産地だより:奈良」で読んでもらえます。

そんな吉野のもくわくはこちらです!

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