もくわく産地だより:奈良 / 木や森のこと

天然林を再現しようとした?500年の歴史をもつ吉野の人工林

2025.02.24(Mon)

「もくわく吉野杉」が生まれる奈良県吉野からの便りです!

吉野林業は、密植という独特の植林方法を行い、約20年おきの間伐を繰り返すことで、緻密な年齢と節の無い木部が形成されます。

杉の原木丸太を芯で半分に割ると、その様子がよく分かります。

写真は樹齢100年程度の吉野杉の2番玉です。

根元に近い方から、1番玉(元玉)、2番玉、3番玉、と順番に呼ばれます。
(樹は、大体3〜4m毎に切られます)

特に1番玉と2番玉が写真のように枝が芯近くで止まり、無節の部分が多くなります。

この中心から外に茶色く出ているのが枝の跡。
職人が枝打ちをすることで、切られて、樹の内部に取り込まれていきます。

この特徴は、天然林の杉にも見られます。
天然の杉は、日光に当たらない幹の下の方の枝を、自分で落としながら上へと成長するのです。

吉野杉は天然林を再現しようとして育まれた人工林と言えるのではないでしょうか。

この写真は樹齢200年超です。吉野林業の完成形です!

 

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