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無垢の木の家具との暮らし方 ― 凹みを治す方法ー
2025.09.15(Mon)
「もくわく」の長良杉や岐阜栗の材料と、「てんばん」の製作を担当している白鳥林工です。
木の家具は、日々の暮らしの跡が時を経て味わいになっていくと思います。
しかし、いざ凹ませてしまうとちょっとショックですよね。
携帯を落としてしまい、凹んでしまいました!

今回は、こんな凹みを直す方法を2つご紹介します。
・水を含ませたティッシュを置いておく
・アイロンを当てる
という方法です。
水を含ませたティッシュを置いておく
◎用意するもの
・ティッシュ
◎やり方
凹ませてしまった箇所に水を含ませたティッシュを置き、しばらく置いておく
すると、凹みが戻ります!


多少傷が残っているものの、凹みはほぼなくなりました!
ちなみにティッシュではなく、木材の上に水を垂らすだけでも直ります。
水を垂らした箇所が膨らんでしまったら、紙やすりをかけると綺麗になります 。
紙やすりのかけ方はこちらの記事をご覧ください。
アイロンを当てる
◎用意するもの
・アイロン
・タオル
◎やり方
凹んだ部分に水を含ませたタオルを当て、上から 3 秒程度アイロンを当てる
これを、凹みを確認しながら何度か繰り返すと、凹みが戻ります。
こちらは、携帯を2度落とした跡
水で含ませたタオルの上からアイロンを当てると

綺麗になりました!
浅い傷であれば、凹みの個所が分からないくらいになります。
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どちらもとても簡単に凹みを直すことができます。
凹ませてしまったら、できる限り早く対処を行うことが綺麗に直すコツです。
凹んでも、大丈夫!
安心して木の家具で暮らしを楽しんでください。
(※無垢の木とは「1 本の木から切り出したそのままの板」のことを指しますが、もくわくでは「必要に応じて無垢板を接(は)いだもの」も含めて無垢の木と表記しています。)