木や森のこと
天然木や無垢材の家具のメリットは? SDGs等の観点からの国産木材を選ぶ意義とは
2023.01.19(Thu)
前のブログでも説明した天然木や無垢材は、材になっても木が呼吸していると言われ、木の持つ本来の特徴が活きています。
そんな天然木や無垢材を家具や建材として使うことは、私達の生活にさまざまなメリットがあると言われています。
今回は、天然木や無垢材のメリットと、SDGsの観点から見る国産木材を選ぶ意義ついて解説していきます。
天然木や無垢材のメリット
- 自然由来のあたたかみを感じることができる
- リラックス効果
- 吸湿効果
- 抗菌効果
- DIYによって自分で加工する楽しみを味わえる
- 経年変化を楽しむことができる
わたしたちの身の回りには、金属・プラスチック・コンクリート等様々な素材がありますが、
「素足で歩きたい床や、ちいさなお子さんのおもちゃにしたいのは何か?」
って考えると・・・「木」ではないでしょうか。
なにか安心する、あたたかい、やわらかい、やさしい感じがしますよね。
それが、自然な素材ならではの特徴だと思います。
実際触ってみた時「冷たい!」と感じることはまずないですし、木の中でも、比較的柔らかい材(杉や桐など)は、肌の温度に近くて、あたたかいと感じるくらいです。
実際、木の香りには人間をリラックスさせてくれる効果があることが分かっており、疲れを取り除いて集中力を増す効果の他に、自律神経を整えてくれる効果も期待できます。
また、天然木や無垢材は、温度や湿度によって膨張や収縮を繰り返しますが、これによって室内が乾燥したときは水分を放出して、湿度が高いときは水分を吸収してくれる効果もあります。
吸湿効果に加えて、天然木に含まれる「フィトンチッド」という成分にはカビや細菌の増殖を抑える効果が期待できるそうです。
さらに、天然木や無垢材は、DIYによってご自身の思うままに加工を加えることも可能です。
使い込むことでより一層味わいが増して、表情を変えていく様を楽しむことができますね。
SDGsの観点から見る国産木材を選ぶ意義
- 自然由来のサスティナブルな材料
- 住み続けられるまちづくりを(SDGs目標11)
- つくる責任つかう責任(SDGs目標12)
- 気候変動に具体的な対策を(SDGs目標13)
- 陸の豊かさも守ろう(SDGs目標15)
2005年(平成17年)から林野庁が推進している「木づかい運動」は、さまざまな日本の森林・林業が抱える現状のなかで始まり、近年では急速に危機感が迫りつつある地球温暖化防止の観点から国産材の利用を推進しています。
現状、日本国内で使用されている木材の7割は外国からの輸入で、日本国内では豊富にある日本の木材が使用されておらず、日本の林業衰退や、森林の荒廃、公益的機能の低下などさまざまな問題を抱えています。
日本の林業↓
https://www.shinrin-ringyou.com/ringyou/
台風により被害を受けた森林
日本の木材を積極的に使用していくことで、森林が手入れされるようになり土砂崩れなどのリスクを低減させて、住み続けられるまち作りに貢献することができます。
また、輸送などに係る大量なCO2の排出も低減することができ、林業を生業としてきた地方の活性化など、SDGsの観点からさまざまなメリットがあります。
まとめ
天然木や無垢材は、自然な素材として、わたしたちの心や体にいい影響を与えてくれます。さらに、あなたの地域の身近なところで作られた木材なら、持続可能な世界を作ることにも貢献します。
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