もくわく産地だより:岐阜 / 使い方事例

もくわくで、使い勝手のよいワゴンができました!

2024.01.24(Wed)

こんにちは!
岐阜長良杉、栗 バージョンのもくわくの制作を担当していますツバキラボの和田です。

この度、もくわくを活用したワゴンを開発しました。しかもこのワゴン、マーケットなどで屋台に変身できる機能が付いています。

ことの発端は、大学で教育学を教えていらっしゃる先生からのご相談でした。

「マーケットで子どもたちがお店を出して、商売の疑似体験をさせたいけれども、子どもに適した屋台が見つからない。DIYで作ってみたけれども、もっと洗練されたものが欲しい」

岐阜市には柳ケ瀬という商業エリアがあり、10年ほど前から始まったサンデービルヂングマーケットは、全国的にも有名なマーケットです。そこで子どもたちに商売を体験できるプログラムを実施する計画ということで、その屋台を作ってほしいという依頼でした。

その屋台の機能についてご要望を伺っていると、もしかしたらもくわくを活用するのがいいのではないか、と思い、もくわくプロジェクトのことを紹介しました。すると先生はそのプロジェクトの趣旨やもくわくのシンプルな機能性を気に入っていただき、もくわくで屋台を作るということに決まりました。

ツバキラボでデザイン・設計を行い、以下のようなイメージが出来上がりました。

もくわくの組み合わせで高さを変更できる仕組みです。これで、子どもの身長に合わせた使い方ができます。

そして、完成したのがこちら。

もくわくは長良杉ですが、ワゴン本体は栗で作っています。強度もあり、水などにも強いですが、重くなりすぎないという特徴があります。

支柱にストッパーを取り付けられるので、天板の下にもくわくを入れなくても天板は固定されます。移動の時はもくわくを入れ、さらにその中に道具類をしまい、出店時はもくわくをワゴンからはずし、棚としてつかったりイスとしてつかったりできます。

そしてこのワゴンの上部にさらにポールを追加すると看板を取り付けることができ、屋台に変身します。

ポールの取り付けは、ネジで回すだけ。工具いらずです。しかもポールを使わないときはマグネットで固定できるカバーがあるので、見た目を損ないません。

マーケットでの子どもの出店の様子です。

このワゴン屋台、見た目もかわいらしく、使い勝手も良いと、とても好評でした。

使用してみての改善点もあり、ブラッシュアップしていこうと思います。

ツバキラボ 和田