私たちの地球、空気、風景は、どうやって守られてきたのか 〜持続可能な林業の意義を吉野の山から考える〜

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桜の季節になると必ずTVで取り上げられる吉野の山。

実は、日本を代表する杉や桧の産地だということをご存知でしたか?

 

吉野林業は今から約500年に植林が始まり、今日迄その循環を続けてきています。それは、吉野の先人の努力と、自然の恩恵の賜物です。

もくわく 吉野杉

 

林業は、適正に管理することで、木々の生長に伴い、二酸化炭素を吸収・固定します。

そして、地面の下では、木々の根が張り巡らせています。

育林をすることで、地球温暖化の抑制に繋がり、また、土砂災害の予防にも貢献している事になります。

 

これらは、山で生きる人々が、地球のため、街の人々のために、無償で行ってきた事ではありません。

 

山の人々が暮らしていくため、生きていくための糧を得るために、山と共に生き、木を植え、育て、伐り出し、材木として商いを続けてきた結果として、日本各地に美しい山林、山村が存在したのだと考えます。

 

日本では、衣食住において、木材が欠かせないマテリアルであった時代が長く続いたことも、林業の循環を後押ししていたと思います。

 

戦後、高度経済成長を経て、大量生産・大量消費、コストダウンの流れから、木の代替品が数多く生み出されていきました。

そうして、日本で育った杉や桧を中心した材木が活躍できる場所が、減っていきました。

 

その流れの中で、材木の需要が少なくなり、出荷される価格も安くなっていきます。

植林された山に手入れが入らなくなり、次第に山から人が離れ、山村が寂れ、失われつつあります。

 

とてもとても大きな社会の問題で、一個人がどれだけ頑張っても、何も変わらないように感じてしまいますが、今を生きる暮らしの中で、少しずつでも「木」を取り入れていくことが、持続可能な林業、美しい山林、山村の再生への小さな一歩に繋がります。

 

安心安全で、健康にも良い素材である「木」が、山と街と人を繋げて、より良い未来を創っていくことを信じて、日々、吉野の製材所で頑張っています。

木のある暮らしを、ご一緒に。さぁ、楽しみましょう!

 

吉野中央木材株式会社 石橋輝一
山から木のことまで、色々書いています。
http://www.homarewood.co.jp/bassaiseizo.htm

http://www.homarewood.co.jp

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